
僕は、いわゆる兼業セラピストです。
「女風セラピスト」をしながら他の仕事もしています。
そのため、毎日いろいろな人の姿を眺めています。
お子さんを連れたお父さん/お母さん
スーツを着た会社員風の方
同じユニホームを着た学生さんたち
愛好会参加風のおじいさん/おばあさん
……。
業務的応対はわりと無表情に始まって、やがて自然に終わる。
そう、平穏で平凡。
平凡…。僕はこんな思い(込み)を否定する視座が大切だと感じています。
セラピストとしての日常がその「視座」を授けてくれました。
「その人」たちは行き交うただの影絵のように見える存在。
でも、一人一人どんな毎日を送り、何が嬉しく、何が哀しく、どんな人たちと会い、どんな家族の中で何を感じて来たのかを知れば、モノトーンがカラーになったかのように一変します。
もし、セラピストとして実りある成長の実感があるとすれば、
モノトーンをカラーにすることができるようになったことかもしれません。
また、それを想像する習慣(癖)が身についたことです。
奥行への憧憬。
語られない多くのことはおそらく僕の妄想に過ぎないでしょう。
それでも、捉えたいのです。