脱☆ホワイト化
- 青い彗星のあお
- 2月21日
- 読了時間: 3分

僕は怒っている…。
とても憤っている…。
イラ立ち、乱れている…。
なぜなら、
最近、ハラスメントされていないからだ。
僕は昨今の過度な「ホワイト」化に疑問を持っています。
ここでいうホワイト化とは「ホワイト社会化(=透明性や倫理観が行き過ぎ、クリーンで公正さが激しく尊ばれる社会)」が進行し、寛容さが失われる流れを指しています。
現代では、行動や言動に卒がなく、配慮が行き届き、清廉潔白、キレイであることが求められます。
もちろん犯罪はよくないです。
しかし、今では、ちょっとした不祥事や一時の気のゆるみで個人が失脚し、社会から抹殺されます。また、一瞬で組織が崩壊します。
ホワイト社会は燃えやすいのです。
つまりは「文春砲」的なものを生み出した社会的雰囲気です。
とことんまで”悪”を追い込む。狂気をはらんで。
「えっ、むかしはみんな平気やったのになんでぇぇぇえッ???」
と時代に取り残されたゾンビたちの断末魔があちらこちらから聞こえてきます。
「みんな、どうしちゃったの??許してちょんまげぇぇぇえ!!」
ゾンビの叫びは止まりません。
「んもうッ、まいっちんぐ!!!」
これが、最期の言葉でした。
______。
学生時代、野球部と柔道部に所属していた僕はまだ「先輩絶対主義」「鉄拳制裁」「理不尽なシゴキ」を体験したことがあります。
もしかしたらそんな空気の最後の世代かもしれませんね。
ある時、
唐突にコーチのビンタを食らった。
華奢な僕は吹っ飛んでセカンドベースの角で頭を打った。
脳震盪でコーチが3人に見えた。3人のコーチは僕を引っ張り上げてもう一発ビンタをかました。
(ほぼ、ナルトである)
ビンタの理由は、僕が練習日誌の提出を怠ったからだ。
コーチはうつろな僕に「一事が万事!!」と怒鳴った。
叱られるのは仕方ないが、控えめに言ってやりすぎである。
_____今のホワイト化が進んだ社会では御法度でしょう。
もしかしたらSNSにさらされるか、小さくニュースになっていてもおかしくありません。
でも、ちょっと前までは理不尽や不条理なハラスメントはアタリマエだったのですから不思議です。
そんな、時代の残り香をまとう僕も「ゾンビ」の一人かもしれません。
そんなゾンビ予備軍に言わせてほしい。
最期にハラスメントされたのいつだろう…。
ハラスメントされたい。
いや、
めちゃハラスメントされたい。
いや、
鬼☆ハラスメントしてください。
まったく、ホワイトな雰囲気には息が詰まります。
僕もあなたも絶対真っ白になることはできない。
そして、真っ白になってはならない。
あなたはちゃんと息できてますか。
あお