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完全甘え上手マニュアル

知ってるよ?


僕、知ってる。




キミの人生最大の悩み




それはズバリ…。




わてな、おもいきり甘えたいねん。


でもな、甘えたいけど甘えられへん。


ちゅーか甘え方がわからん。


甘えるとか、アホと思われるんちゃうか。


やめさせてもらうわ。ほんまおーきに。




____これである。




以下に記すのは「甘え迷子」の子ネコちゃんたちに捧ぐやさしいラプソディである。




************


読んでもらえたらちょっとだけ甘え上手になれるかも。



ほな、さっそくいくで~。




1.マッチョ社会から脱出すんねん


社会は厳しい。大人になった貴女はそれを誰よりも知っている。自分のことは自分で解決しなきゃ!と思い込んでいる。シャカイのオキテを一対一の関係にそのまま持ち込まないこと。「お互い様」でなりたってる。この道理をまず思い出そう。





2.甘えられたい人の存在に気付いてあげや


甘えたい人が多くいるように「甘えられてぇ」と思って人は多い。甘えられる人は頼りがいのある人と言い換えてもいい。多くの人は、頼られる存在になれると嬉しいのだ。サービス精神をくすぐってみよう。貴女の甘えが誰かをヒーローにする。





3.素直になりぃや


色々考えずに感情を表出してみよう。「おなかへったなぁ」「なんかさみしいな…」「背中痒ぃのよ」なんでも呟こう。そして、「コレが好き」「なんかいい感じ」こんなことも伝えよう。ワンちゃんは嬉しいと尻尾をフリフリ。貴女に尻尾はない。でもフリフリはできる。甘えのプロであるワンちゃんや猫ちゃんを観察し真似すると気づきが得られる。





4.せやけど、イメージの殻は分厚いよな


周囲の人は貴女を「この人はこんなキャラ」と勝手に決めて思い込んでいる。甘えられる側の人や普段弱さを見せない人が、急に「痒ぃのよ」とかつぶやきながらワンちゃんみたいに甘えたりした日には「ご病気かな?」と思われても仕方がない。なので、思い切り甘えたい人には、新しい環境で甘えデビューをすることをおススメしたい。貴女のことを全く知らない人に「甘える人」として認識してもらう。環境と人を選んで、そこを「甘えの解放区」と定めるのが近道だ。





5.セルフイメージも深刻やで


ほら、私、長女だから…。もう、お母さんだから…。私って割としっかり者って言われるし…。だから甘えられないんだよね。ん?はい、たぶん全部思い込み。自分で自分を規定してしまっていないか疑ってみよう。





6.甘えたあとはめっちゃ感謝せなあかんよ


もし貴女が無事に甘えられたとしよう。その後はありったけのありがとうを伝えよう。感謝が伝われば、きっとその人はこれからも喜んで甘えさせてくれるはずだ。





7.甘えるって自然なことやねん


人間は珍しい生きもの。生まれたての赤ちゃんはとても無防備で、ただただ仰向けで寝転んでる。一人では何もできない。他の多くの生物のように生後すぐに歩きだしたり、泳いだり、飛んだり跳ねたりできない。だからどうしても周囲に守ってもらうようにできている。なので、人は甘えることを深い部分で必要としている。「甘える」は人がもつ本能でありコアなのだ。つまり「甘える」は貴女にすでに備わっていて、後天的に学ぶことではない。むしろ原点回帰である。だからよく思い出してほしい。誰かの胸に抱かれて安堵の笑みをこぼしたことを。





おわりに



今回は、甘えについて思ったことを書いてみました。


甘えについて、悩む方へのほんの一助になれたら幸いです。



最後に


「ところでなんで関西弁なん?」とか言わないでくださいね。


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