アンパンマン
- 青い彗星のあお
- 2023年3月12日
- 読了時間: 2分
更新日:3月23日

ひとりで荒野で闘い続けるのは難しいですね。
誰にも「戦場」があり、戦場があるなら「出撃基地」が必要。
歳を重ねるごとに重いにもつも増えていきますね。
自分のためだけにたたかうのでは、どうしても続かないのでは。
誰かのためにという動機が、再び自分を奮い立たせる動力になると感じています。
【引用】
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子どもたちとおんなじに、ボクもスーパーマンや仮面ものが大好きなのですが、いつもふしぎにおもうのは、大格闘しても着ているものが破れないし汚れない、だれのためにたたかっているのか、よくわからないということです。
ほんとうの正義というものは、けっしてかっこうのいいものではないし、そして、そのためにかならず自分も深く傷つくものです。そしてそういう捨身、献身の心なくして正義は行えませんし、また、私達が現在、ほんとうに困っていることといえば、物価高や、公害、飢えということで、正義の超人はそのためにこそ、たたかわねばならないのです。
あんぱんまんは、やけこげだらけのボロボロの、こげ茶色のマントを着て、ひっそりと、はずかしそうに登場します。自分をたべさせることによって、飢える人を救います。それでも顔は、気楽そうにわらっているのです。
さて、こんな、あんぱんまんを子どもたちは、好きになってくれるでしょうか。それとも、やはり、テレビの人気者のほうがいいですか。
(やなせたかし 「あんぱんまん」あとがきより)
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あお