
※「お酒の話し その①」のつづきです。↓
俺氏、酔っ払い、目覚めると自宅。
大事なビジネスバッグを紛失した模様。
「オワタ、ちょーかいかいこ案件やな…」
_____。
部屋の中をぐるぐる回ってカバンを探す。無い。
アパートの敷地内を徘徊し、探す。無い。
あ、そうだ、トイレか!ガチャ。やっぱり、無い。
マジないわ…。
(いろんな意味で)
頭が痛い
首や肩はカチコチ
視界はかすみ
不気味なリズムで活動する胃腸…。
不快感のハッピーセットでした。
その時…、
地獄のドナルドが踊りながら近づいてきて、諭す…。
「あ~あ、やっちまったなッ」
無論、ドナルドのスマイル(嘲笑)は¥0である。
「先ずは報告しなよ。上司に。」
僕はイヤだ、と首を振る。ドナルドは、ため息をつき言う。
「シャカイジンはホウレンソウが大事だよね?ハンバーガーにはレタスだけど。」
僕は携帯のスイッチを押し、上司の電話番号を探し始めました。
手は震え、汗が頬を伝いました。
ドナルドの「ホウレンソウコール」を背中に感じながら、通話ボタンをプッシュ。
(ほーれんそー♪ほーれんそー♪ほーれんそー♪……)
「…おつかれさまです…。あ、あの…。」
事態を説明しました。
当時の上司はさすがにあきれた様子でしたが、冷静に指示をくれました。
・出社はしなくてよい(クビという意味ではない)
・交番か警察署に届け出
・帰宅した路、駅、特に飲み会の会場周辺を見て回れ
先ず、警察に届け出をしましたが、カバンはやはり届けられてはいないようでした。
祈るように、心当たりのある場所を捜索しました。
‐1時間経過‐ 無い。
‐3時間経過‐ ない。
‐6時間経過‐ ナイ。(この時点で半べそ)
マジないわ…。
(いろんな意味で)
またどこからともなくドナルドのコールが聞こえてきました。
(ほーれんそー♪ほーれんそー♪ほーれんそー♪……)
「カバンありません。」
と上司に報告したのでした。
「オワタ、ちょーかいかいこ案件やな…」
(事態の進展なし)
つづく