top of page

【女風】で知り合った友人に全てを話すべき?

  • 執筆者の写真: 青い彗星のあお
    青い彗星のあお
  • 4月3日
  • 読了時間: 3分

更新日:4月5日



質問箱に質問をいただきました。

*ご相談・質問募集中です★




Q.




A.


女性用風俗を通じて知り合われたご友人がいらっしゃるのですね。その方との関係について悩まれているということで、今後の距離感や懇意のセラピストさんについての話しを共有すべきか思案されていると…。



結論の提案から申し上げると、言葉で伝えられる範囲の話題は共有して、言葉では伝わらない話題は避ける、というのが無難かと思います。



質問者さんとセラピストさんの間で起こっていることや心の動き、これまで培った関係性やお二人をつなぐ背景に至る複雑な要素を一つひとつ「言葉」だけで紡ぐことは難しいと思います。



たとえ質問者さんが完璧に言葉を紡げたとしても、残念ながら結局は受け取り手の解釈にゆだねられますので、ストーリーは不完全であり続けますよね。



ご友人の方もよかれと思って言っていることもあると思います。(善いことかは別として)セラピストさんを批判することで「あなたは悪くないよ」と質問者さんを肯定しようとしている姿にも見えます。





例えます。僕はサバンナで生きる動物のドキュメンタリーを見たことがあります。先ずガゼルの母親が子を愛おしむ姿がフォーカスされます。直後、ガゼルの子がライオンに捕らえられてしまいます。何とガゼルの親子はかわいそうなんだ…と僕は思いました。



でも、そう思った矢先に、ライオンがお腹を空かせた子ライオンの母親だったことが描かれるのです。まさにそれが食物連鎖というものだ、という話しなのですが、僕にある種のインパクトを与えました。



ガゼルの子が哀れだというのは一つの視座ですが、別の視座に立てばライオンの子こそ哀れなのです。番組は“自然界の摂理を眺めよ“と投げかけているのですが、全体から見れば、何かをかわいそうだと思うのは「人間的」な解釈です。



ガゼルはライオンに駆り立てられますが、ライオンもお腹を空かせた子ライオンに駆り立てられます。そこには「駆り立て連鎖」があるだけなのです。





といった具合にご自身の視座、ご友人の視座、セラピストさんの視座から問題の全体を捉えなおすと「そっか」と腑に落ちたり「問題にするほどのことではないな」と、イライラが静まり、お気持ちが軽くなる助けになるかもしれません。またどのような境遇でも「駆り立て連鎖」のような大きな駆動から逃れることはできない定めにあることをベースに弁えるべきなのかもしれません。





また、最後の方の「女風セラピとユーザーってなんなんでしょうか?」の部分につきましては前段とレイヤーがだいぶ違う問題なのでどう回答すべきか悩ましいです。



あえて引用させていただくと「私とセラピさんとの間でしか分からない」関係だと思います。



そんなオリジナルな関係が世の女性とセラピストの組合せの数ほど存在するのだと思います。



優劣の比較はできません。そして、比較は無意味です。





あお

bottom of page