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【エク・スタシス】外に立つこと


性行為などを通じて、快感の絶頂に達することを「エクスタシー(を感じる)」と言います。




”エクスタシー”はギリシャ語の「エク・スタシス=外に立つこと」を語源とします。




もともとは、魂がみずからの肉体の外に出て宙をさまよう、といった意味が込められている。とのことです。



何かを純粋に見ようとするなら、肉体から離れて、魂そのものによって、ものそのものを見なければならない。 ____プラトン『パイドン』




僕は、あるいは僕の存在は「外に立つこと」に通じるドア(扉)であると思っています。



僕は普段、女性を単に「イカセル」ということを中心的な問題にしていません。



(…というと、セラピストとしての立場からの逃げのようにも捉えられかねませんが。)



「イク/イカセル」ということをゴールにしてしまうととんでもない勘違いを招くことがあります。そもそも本人の意向を反映しない勝手なゴール設定は女性に対して失礼です。




では、僕が念頭においていることは何か。




主たる目標は、あなたがドアを通じて外に出ることです。




あなたにとっての”外”は、どんな景色でしょうか。



絶景かもしれませんし、失望かもしれません。



もしかしたら、景色を眺めたうえでやっぱり”外”やドアなんて必要ないな、と感じるかもしれません。




それは、その時のあなたの自然な感受性にゆだねられています。




「ノックしたことに意味があった」とあなたに思ってもらえたなら、これに勝る幸せはありません。





あお


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