
質問箱に質問をいただきました。
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Q.

A.
「女性の性欲は年齢を追うごとに高まる」ということを聞いたことがある方も多いと思います。具体的には30代から性欲がどんどん高まり、40~50代でピークを迎えて…という説のことです。
これはどうやら誤りで、20代が最も性的関心があり、性衝動も強いということが正しいらしいです。そして、その他の年代でも大きな差はないというデータがあるようです。
データを真に受けると、女性の性欲の増減は年齢にかかわりはあまりなく、各年代にありがちなライフイベントと相関があるのかもしれません。
多くの方は「セックスがなければイヤ!」⇔「今はセックスどころではない!」この広い幅を人生のある期間行ったり来たりするのだと思います。性欲も環境に左右される部分が大きいのだろうと想像できます。
また、その各期間中、生活/性行為を共にするパートナーとの関係性も大きくかかわってくるので更にフクザツです。内的にも外的にも性に関する「わたし」の価値観は変化します。
これがこの手の話しが「まあ、人それぞれだよね」という安易なまとめ方に終始してしまう理由でしょう。
さて、「性的な事を長い間しないと感覚が鈍くなっていくものですか?」という質問に立ち返ると答えはYesだろうと思います。ホルモンバランスなど女性の生理と関係があるからです(ここでは専門的なことは論じません)。
ただ、その後の経路は二通りがあると思います。
①十分に鈍くなり、感度を取り戻すのに時間がかかる。
②眠っていた感覚が(性行為を通じて)衝撃を伴って一気に開花or蘇る。
感覚の問題は、身体機能より先に心理面と関係があると思います。
とてもざっくりいうと性的なことをするお相手との「ときめき」や「安心感」があるかないかが感覚の良し悪しに作用するように感じます。
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性行為には、生殖、快楽、協調の三要素があると思います。
三つの要素について、どこに重きを置くかはライフステージによって変わるでしょう。
一口に「性行為」と言っても様々です。
「感度」の指標だけでは語りきれません。
性行為を「単なる粘膜の摩擦行為」に還元してしまってはあまりにさみしく感じます。
見つめあうだけ、ハグをするだけというのも、性行為の範囲に入れるのであれば十分な快楽や協調(ああ、なんかホッとして、いいかんじ^^)を連れてきてくれると思います。
どんなかたちであれ「気持ちよくなる」ということが目標ならば、いろいろな道がありそうです。そしてそれをハイキング気分で見つけにいくのも楽しめそうです。
ときどき休憩しながら。おなかが減ったら何も考えずにおにぎりを食べましょう。
僕もあなたも時間の経過で無条件に変化していきます。
ちょっとくらい”ゴブサタ”でも、たとえ感度が鈍っても、その時その時にぴったりな「気持ちいい」があるはずです。
ご質問からは大きく逸脱し、拡張された内容(妄想回答乙☆)になったと思いますが……。
こんな考え方もあるなという一案として捉えていただけると幸いです。
じゃ、おにぎりいただきまーす。
あお